いまんとこアニメの略称は「アンリミ」です :週刊少年サンデー12/51号
2012-11-09


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絶対可憐チルドレン・TVアニメ第二弾
『THE UNLIMITED 兵部京介』
制作快調です!
公式サイトはこちら


 ベースはもちろん絶チルなのですが、スピンオフ作品と言うことで私は自分を原作者というより「ブレーンの一人」くらいの立場だと解釈してます。チームで仕事をすることが苦手で、だからこそ憧れてて、だからまあチームの歯車としてはあまり優秀ではないものの、時々出すアイデアを大事にしてもらえるというポジションはとても心地が良いです。

 で、先日その関係者の飲み会にご招待いただきました。途中からみんなベロンベロンに酔っ払っちゃって、かなりカオスなカンジに。私は酒に弱くてあまり酔えないので、飲み会でだんだん周りが同じ話を繰り返したりし始めたりするのは苦手なのですが、この日はメンバーからかなりつっこんだエピソードが聞けて、楽しくてしょうがなかったです(笑)。そして酔ってるからこその社交辞令抜きの本音で、みなさんがこのアニメにいい手応えを持ってくれてることがわかって本当に幸せでした。

 そんなカンジで制作サイドはいい雰囲気でオンエアに向かって作業を進めているのですが、結果はフタを開けてみないとわかりません。素材が届いてチェックするたびに「おお・・! すげえ! これはイイ!!」とはしゃぎ、少し頭を冷やして「しかしお客さんはどう評価するだろう。よその作品より好きになってくれるだろうか」とか考えてなんだかネガティブになってしまったり、揺れ動く日々です。プロデューサーや監督はもっと大きなプレッシャーの中で仕事してるわけで、挑戦するということは勇気と度胸が試されるのですね。しかしホントいい作品になると思うのですよ。シナリオもデザインも演出も作画も音もいいものがどんどん仕上がってきてます。問題があるとしたら原作が私だということかも・・・・あ、なんか死にたくなってきた。いやいやいやいや。

 ああ、どうか『UNLIMITED』がみなさんに気に入ってもらえますように。関わったみなさんのキャリアにとって重要な作品になり、みんなで幸せになれますように。オンエアが楽しみで怖くて待ち遠しいです。



 さて、本編の方はアニメに引っ張られる形で、兵部の過去と未来が一本の線につながりました。まだ欠けたパーツはありますが、過去に関してはこちらの手の内はだいぶ見せたと思います。今回の戦中編はいったん終わって、そろそろ現代の話に戻ります。


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