TVアニメ『THE UNLIMITED 兵部京介』 第四話: 絶対領域 -Children Territory-
2013-02-02


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『THE UNLIMITED 兵部京介』
公式サイトはこちら


<『OVER THE FUTURE』を歌いながら待ち伏せする少女>
<日本の管轄区域に入ったその瞬間、恐ろしい能力で攻撃してくる3人の敵エスパーチーム>
というイメージは早い段階から猪爪さんの中にあり、満を持してのザ・チルドレン解禁です。そしてOPが日本語に! 青い! シルエットの少女の姿も解禁!! あれは薫だったのかああ!!(知ってた)

 ザ・チルドレン・アンリミテッド・バージョンいかがでしたでしょうか。彼らはこのシリーズでは<最強の宿敵>です。なので残念ながら(?)、アンリミテッド・モードで本気出した兵部にはトリプル・ブーストしても勝てません(笑)。兵部さん最強。<最強のエスパー犯罪者の謎を見極めるヒノミヤの物語>という構成だしね。そしてそんな無敵の兵部の心の中の弱く柔らかい部分に、ヒノミヤは惹かれ、受け入れられ、踏み込んで行くという。

 ヒノミヤのまだ知らない兵部を知っていて、敵でありながら深い絆を持っているらしいバベルチームは、兵部の救いとなる可能性を秘めています。よそ者のヒノミヤが彼らとどう関わり、兵部をどう理解していくのか・・・・というのもこのドラマの重要なポイントで、兵部はなぜチルドレンに、とりわけ薫にあれほど執着するのか、そのあたりの本編に関わる謎を解くこともまたヒノミヤに課せられた使命なのです。
 ちなみに真木・紅葉・葉の三人は、チルドレンにかすり傷ひとつでもつけちゃったら、兵部の態度が2週間くらい冷たくなることを知ってます(笑)。なのであいつら相手では本来の実力の半分も出せなくてかわいそう。あんな連中に手加減しろとか無茶ですよ少佐(;´Д`)。



 というわけで無印絶チルとつながってきましたね! ドラクエVやってたらTのマップが登場したときのような感動です。
 私としては登場時にヒノミヤ目線の<見知らぬ人物>だったキャラクターたちが、だんだんその声や言動でもって、原作や前作とイメージが統合されてくプロセスがたまんない。それが今回のシリーズでスタッフが作ろうとした味わいのひとつです。無印ファンには、見知ったキャラや世界を違う切り口・視点から発見していく快感があるはずなので、それを楽しんでくれたみなさんは訓練された絶チルファンですね、ありがとうございます!

 仕事が終わるとみなさんのよく知ってるノリのチルドレンに戻るあのエピローグ、あそこは私が書いたのを猪爪さんが採用してくれたものです。「皆本と賢木の前では安心してクソガキでいられる」っていう、ギャグであると同時にちょっと甘いシーンで、なかなかイイ感じにふたつの作品の間を埋められたのではないかなと。面倒見のいい賢木はクソガキの悪ふざけにつきあってやって、皆本と不二子が話し合う間の子守をしているのです。どさくさまぎれの「京介ヒキョーなんだよ! あんなピンバッジ知らねーよ!!」は反則かなーと思いつつも、かなり気に入ってますすいません(笑)。

「『UNLIMITED』で初めてチルドレンを知った」というみなさんは逆に、兵部さんを困らせる生意気で憎たらしい小娘たちが背負っているものにも興味を持っていただけると嬉しいです。『絶対可憐チルドレン』単行本好評発売中♪



 作画はかなり超絶。兵部と薫のドッグファイトなんか、ものすごいですよね。ラフ撮りの段階から「うおおおお、すっげえええ!」つってましたけど、音響が入るとまたすごくて、仕上がってみたらさらにすごかった。


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[アンリミ]

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