某月某日、都内某所でのアフレコ最終回にお邪魔してきました。
レギュラー陣ほぼ全員、役者さんだけでも30人ほどが集まってくださっての収録。その人数を想定してないスタジオ内は酸素が不足気味で、そのおかげで、休憩中にゆかなさんが釘宮さんに寄りかかって目を閉じているという、今思い出すと素晴らしいシーンを目撃できたのですが(笑)・・・そのときはそんな目線で喜んでる場合じゃなかったです。調整室とスタジオは空調を共有してるんで、ワタシも油断すると頭がぼーっとするという感覚を味わいました。マッスル役の三宅さんとか倒れるんじゃないかとマジで心配しましたよ(銀行強盗の回にそんなシーンあったもんね)。みなさん、本当にご苦労さまでした。
その日のダンドリは、女性キャスト全員での『早春賦』合唱を最後に録音してオールアップという、ドラマチックな流れ。本編の内容がああな上、それはヤバいよ、センセイ泣きそうだよ。しかも本番終了後、特別にお願いしてその音源を再生してもらい(エンジニアの方が講堂っぽい反響までつけてくれました)、ウルウルしてたところに・・・・キャスト全員がこっそり寄せ書きしてくださってた台本をプレゼントしてくださるというサプライズが! うわあああああああ(T_T)!!
ちょっとでも泣いたら、どう考えてもそのまま涙腺崩壊して号泣です。アフレコスタジオでは何もしていない原作者が、監督やキャストを差し置いて、ぐしゃぐしゃに涙を流して嗚咽するというのはカッコ悪すぎます。スタッフの作業はまだ全然終わってないというのに・・・・・こらえるのに必死。
「そんな、アフレコオールアップくらいで・・・。僕は監督ってわけでも・・ないんでずがら・・っ!!」
卒業式での皆本の気持ちを、そのまま味わわせていただきました。ありがとうございます!!!
その夜の飲み会では、遅くまでキャストや音響スタッフのみなさんとゆっくりお話しさせていただけて、幸せでした。
いろんな方々と同席させていただきましたが、しばらくみんなから離れた席で、中尾衣里さん・福原香織さん・大浦冬華さんに囲まれるという栄誉にあずかりました。で、その際、この一年のお仕事やプライベートの思い出を話してくださってた中尾さんと福原さん―――書いちゃってすいません―――お酒が入ってることもあって、ワタシの左右両隣で泣いちゃったのです。いやワタシがいぢめたわけじゃなくて、お二人の個人的な思い出、それもそれぞれまったく別の理由だからね?
いやー・・・・・<涙をこぼしながら、「すみません〜」つって健気に笑顔を作ろうとする女性に挟まれる>というのもなかなかできない経験なのに、そのお声がアニメのヒロインて。センセイは20年間厳しい修行を積んできたおかげで、今こうして無事でいますが、普通のオタクなら即死です。
で、向かいに座ってくださってた大浦さんと一緒に、「泣かないでー(>_<)」となだめているという、まさにその至福の瞬間・漫画家人生の幸福絶頂クライマックスジャストモーメントに電話が。
「もしもし、畑です。お疲れ様ですー」
わーい畑先生だー\(^o^)/! さんざんいじって乗っかって迷惑をかけたのに、なんていい人なんだろう!
あのね、いーまーはー・・・・・・・・
俺のターン真っ最中なんじゃボケエエエエエエ(笑)!!!!!!
「わざわざありがとう! 今忙しいから浅野さんに代わってもらうね? 浅野さーん!!」